2012年 11月

現代ではトイレと呼ぶのが最も主流ですが、トイレには色々な呼び方があります。たとえば、トイレット、WC、ラバトリー、化粧室、手洗い、御不浄、 憚り、雪隠、厠、川屋、そのほかもっと珍しいもので言えば、日本橋、高野山、金閣寺、関所、など本当に様々な呼び方があります。

江戸時代の前期くらいまではトイレは母屋とは別に設置されていてトイレは屋外に建てられていました。これは、トイレを不浄の場とする考え方が御不浄という 言葉からもわかるように古くからあったからです。

しかし、江戸の後期になると、次第に母屋の中にトイレが作られるようになっていきました。まず、武家屋敷などが作り始め、その後、町人の家へとそ の傾向は広がっていきました。

本題ですが、川が近所に流れているような場合には川の上や川辺につきだしたりしてトイレを作ることも多かったのです。もちろんトイレが屋外にあった時代の ことですが。これが川の自然の流れを利用した天然の水洗トイレとも言うべき代物であったのです。川屋はここから作られた言葉だそうです。それが 後に厠となったそうです。

ちなみに、トイレの別名の雪隠の由来はといえば、雪ちょう前禅師という僧が昔、霊隠寺で修業をしていたそうです。この僧はトイレの掃除を熱心に 行い、のちに悟りを開いたそうです。この出来ごとにちなんで雪隠とトイレを呼ぶようになったのだそうです。