空想動物に関する雑学

水墨画や版画になったりして辰年の年賀状の季節には多忙な竜ですが。

これほど親しまれている理由としては空にのぼっていく姿が縁起がいいということや姿形が空想動物としては確立していることが挙げられるでしょう。

さて、この竜ですが、何をモデルにしたかに関しては諸説あるそうです。トカゲやワニ、蛇などをベースにしたという説、気象現象としての竜巻から
きたという説、また、これらの動物と自然現象を組み合わせてできたなどの説があります。

竜の体は9種類の動物から構成されているといいます。すなわち、頭はラクダ、目は鬼、角は鹿、耳は牛、うなじは蛇、うろこは鯉、腹はシン(中国
の空想上の動物)、爪は鷹、手は虎と決まっています。

この決まりは中国の後漢時代(西暦25~220年)にできたものですが、日本に伝わってから様々な竜の形が考案されました。手足はあるが角の
ない竜とか、角はあるが足のない竜とかいろいろあります。

また、姿形だけでなく、竜の役割も日本と中国とではずいぶんと違います。
日本では竜宮伝説などに見られるように水神・海神として語られています。一方中国では帝王・天子を象徴するものです。竜顔・竜駕・竜姿などの
漢語にも見られます。

また、中国では竜は悪役のイメージとしてとらえられているようです。