古代ローマ時代の安全祈願だったネクタイ

働くビジネスマンの象徴と言えばネクタイですが、その発祥は、古代ローマ時代までさかのぼるといいます。 妻や恋人たちが出征する兵士である自分の夫や彼の首に無事を祈りながら布を巻いたのがネクタイの始まりとされています。しかし、もともとは防寒 の意味もあったといいます。 今のような装身具として使用されるようになたのは17世紀で、オーストリアのクロアット連隊の兵士がルイ14世に使えるためにやってきたときに首 に巻いていたものがフランスの貴族の間で流行し始めました。 しかし、現在のような結び下げのネクタイの形が広まったのはヨーロッパやアメリカでも20世紀になってからでした。 一方、背広ははじめは下級の宮廷使用人の服であったそうです。しかし階級社会が崩れるにつれてフォーマルな服へと変わっていきました。19世紀 には背広は男性の服装として定着しました。その背広の狭い胸合わせに合った形にネクタイも変わっていきました。 なお、日本で最初にネクタイを締めたのはジョン万次郎と言われています。ネクタイが日本に渡来したのは江戸末期のことでした。当時は「襟締(ネッキ タイ)」と言っていたそうです。すでに日本でも100年以上もの歴史があります。 現在ではネクタイはファッションの重要なポイントとなっています。嫌でも目立ってしまう場所にあるのですから当然と言えば当然ですね。