胃はなぜ胃液でとけないのか?

胃から分泌されている胃液には、たんぱく質を分解する酵素が含まれています。この酵素のおかげで、少々堅い肉を食べても胃の中で消化され てしまいます。ではなぜ同じたんぱく質で出来ている胃自体は胃液によって溶けないのでしょうか? 胃の中で消化を担っている消化酵素は、分解酵素のペプシンと胃酸である塩酸ですが、胃液の中にある無賃という成分によってこれらの消化酵素 から胃の粘膜を保護し、ペプシンや塩酸によって粘膜が消化されてしまうのを防いでいます。 この働きは生体内だけで機能します。よって、胃を切り離して体外に取り出して胃液につけると溶けてしまいます。 しかし、胃の働きがうまくいかない不健康な人は胃袋が消化されてしまうことがあります。「酸なきところに潰瘍なし」といわれ、胃潰瘍・十二指腸 潰瘍は消化性潰瘍といわれるように、胃袋自体が消化液によって消化されてしまった状態をいいます。 潰瘍から胃を守るには以下のような予防方があります。 ・ニコチンはほどほどに ・カフェインをとりすぎない ・ストレスを生じさせない ・ビタミンをじゅうぶんにとる ・たんぱく質をじゅうぶんにとる ・むやみに薬を飲まない などです。 また消化性潰瘍の発生率は男女では圧倒的に男性が多いそうです。年齢も30代と40代でほぼ50%を占めているといいます。とにかく予防に 勉めるしかないようです。